客観的データに基づくアニマルセラピーの効果測定を目指す 国立環境研究所(谷口主任研究員)との共同研究を開始

アニスピわおんお知らせプレスリリース

ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」を展開する株式会社アニスピホールディングス(東京都千代田区、代表取締役:藤田英明、以下「当社」)は、国立環境研究所 環境リスク・健康研究センターの谷口優主任研究員と共同で、「動物と接する環境が精神的健康度に及ぼす影響」に関する共同研究を開始いたしましたのでご報告いたします。

 

 動物介在療法(通称アニマルセラピー)は、動物の力を借りて、人間の心身の健康状態を高める手段として世界的に普及しており、特に欧米を中心に先行研究がされてきました。日本では、アンケートなどを利用した主観的データに基づくアニマルセラピーの研究結果はいくつかの研究により証明されていますが、心拍数や体温、血圧などの客観的身体データを用いた効果については十分な調査がされていない現状があります。

本共同研究は、動物介在療法を中心とした生活環境が精神的健康度に及ぼす影響を動物介在のない生活環境との間で比較検証することを目的としています。
本研究では、当社が運営するペット共生型障がい者グループホーム「わおん」の入居者様(精神障害、精神障害、発達障害、身体障害において区分認定を受けている方)に事前合意のもとで被験者として協力いただきます。動物介在前後の心拍変動、血圧変動、体温変動、身体活動量をウェアラブル端末を使用して測定するとともに、動物に対する感情や睡眠の質などはアンケート形式で調査をします。研究にご協力いただくことで、利用者様へ自身の健康状態に関する気づきや改善意識を促す効果もあります。

研究期間は2022年3月までを予定しており、その後学会発表や論文研究により公表された成果を当社は今後の障がい者およびペット事業運営に活用していきます。

〈株式会社アニスピホールディングスについて〉
株式会社アニスピホールディングスは 2016年に設立、「人間福祉と動物福祉の追求」を企業理念とし、社会問題を事業で解決する「ISSUE DRIVEN COMPANY(イシュードリブンカンパニー)」として、「障がい者グループホームの不足」、「空き家問題」、「ペット殺処分問題」の解決にホールディングス一丸となって取り組んでいます。
2018年8月よりスタートした日本初(※)のペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」は、一般的な障がい者グループホームと異なり、保護犬や保護猫の引き取りを推奨し、動物との共生環境を整えています。これに共感いただいた参画企業は256法人・511拠点(2021年4月現在)となっています。※自社調べ

●会社名:株式会社アニスピホールディングス
●所在地:東京都千代田区九段南3-1-1 久保寺ビル3階
●代表取締役:藤田 英明
●事業内容:
[本社事業]
・ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」「にゃおん」事業
・運動療法メインの障がい者生活介護「ワーカウト」事業
・100%動物看護師によるペットシッターサービス「ケアペッツ」事業
・ペットホテル&愛犬のための介護・看護施設「Doggy’s Home」事業
・障がい事業者向け通販「ふくすけ」事業
・障害福祉事業者専用 厚生労働省発表Q&A サイト運営事業
・サービス管理責任者職能団体として質の向上を支援する「一般社団法人サービス管理責任者協会」事務局

[子会社事業]
・障がい領域の運営管理・請求システム「しょ~あっぷ」の開発・販売(株式会社キュワンシステム)
・空き家物件を始めとする物件提供・土地活用を事業(株式会社空き家活用研究所)
・マイノリティのためのお役立ち情報&コミュニティを提供(株式会社アイデアル)
・障がい・保育・看護・介護に特化した人材サービス(スターメッド株式会社)