三重県 ワックワークわん 世話人兼夜勤

わおん働くスタッフの声

スタッフ:         HE様

勤務先:             ワックワークわん

担当業務:         世話人兼夜勤

 

 

具体的なお仕事内容

夜勤を担当していますが、現在は朝食時と夕食時に一番人手が必要なため、その時間に勤務しており、夜はいったん家に帰っています。

7月からは、夕方出社し朝仕事終了という流れになります。ワックワークわんのグループホームは3棟あり、しばらくは3棟を担当していく予定です。

 

 

ご自分について

●このお仕事をしてみたいと思った経緯

以前、入所施設で働いていました。入所されている方の中でも、工夫次第でもっと自由に、地域の中で生活できるのではと感じる方がいました。入所施設は、町から離れたところにあることが多いのですが、障がいがあったとしても“普通に”地域の中で生活できる環境、そのためにグループホームが増えるといいなと考えていました。

また、動物と一緒に生活ができる、それも保護犬・保護猫という考え方に強く共感しました。この2点が、私の考えていたこととピッタリあいました。

動物と過ごすと、癒される、お世話をすることで日々のリズムややりがいを持つなど、いい効果が産まれると強いイメージを持っています。

 

●「わおん」・「にゃおん」を知ったきっかけ

Indeedの求人広告で見つけました。

 

 

利用者様について

●利用者様達の関係性

男性棟は、60代2名、30代1名、20代1名の4名が利用されています。女性棟は、40代2名です。

男性棟と女性棟の2棟がありますが、みなさん普通に仲良く会話もあります。

 

●グループホームで暮らすことによって利用者様の変化はありますか?

確実にあります。

病院から退院して直接グループホームに入居される方が比較的多いのですが、うつむいていた顔が徐々に上がってきています。

病院では、人と対峙して話したり、自分のことを質問されることが少なかったのだと思います。グループホームでの生活では、自分のお金をもってスーパーに買い物に行ったり、自由に外出ができることが、「楽しい」と感じているのだなと実感できます。

表情が明るくなり、気持ちも前向きになる。自信はなさそうでも、いろんなことにチャレンジしてみようと考えていることが、表情と身体から日に日ににじみ出てきています。

一般的には当たり前に感じられることでも、利用者さんにとっては、自分で自由に物事を決めていいということが楽しいんだという変化を目の当たりにしています。

 

●動物との関係、動物の影響は?

利用者様から、「犬をケアしたげなければいけない」という使命感を感じます。外が暗くなると、犬を家の中に入れてあげたり、犬がふんをしていることを教えてくれたり、率先してケアをしてくれています。また、家の中で利用者様の周りをワンちゃんが走っていると、みんなで撫でたり、ニコニコと見ていたり、顔もほころび、心もほぐれている感じです。また、会話も弾みます♪

何かに優しくなれるときは、自分の心にも優しくなれるのではと感じています。

 

 

お仕事について

●よかったこと

開設したばかりのグループホームで決まってないことも多くあり手探りで運用しています。利用者様もスタッフもみんなで仲良く、気持ちよく生活できるようにと一緒に考えて、とても雰囲気がいいです。

みんなで作り上げていっている段階で、大変さと面白さを感じています。

 

●お仕事の中で心掛けているポイント

あいまいな言葉ではなく、わかりやすい言葉で話すようにしています。また、ご利用者様が言った言葉についても、思い込みではなく私のほうで正しく理解できているかを確認するようにしています。言葉だけでは不安な場合は、図解したり、現物を見てもらったりなど工夫しています。

また、安心してお話してもらえるように優しい丁寧な言葉を使うように気をつけています。また、利用者様はサービスを受ける側ということで気遣いしていることも多々あるため、注意深く相手の状況を把握しながら、無理させないように、気負いさせにないように細心の注意を払うようにしています。

 

あと、利用者様の潜在的・顕在的ニーズを極力叶えたいと思っています。ニーズを探り、確認して、やってみて、様子を見て、しばらく続け、軌道修正してと繰り返すことで、叶える方向に進めるようにしています。簡単なようで、とても難しいことですが。。。

 

よく観察し、記録を取り、見返すことで相手を理解するように努力しています。そして、自分だけで動かず、周りの同僚の意見を聞いてから行動します。利用者様からのフィードバックも聞くようにします。

利用者様とかかわっている様々な方々、保護者、職場の人、日中支援事業所の人などからの情報もとても重要です。

一番大切なのは、相手の反応の記録(日誌)と関係者との情報共有だと考えています。

 

 

今後の目標

利用者様と一緒に、楽しみながら料理、掃除などをしたいですね。一人暮らしなど、自立に向けた家事トレーニングになると思います。ただ、利用者様の状況に合わせたスピードで進めていくことが必要です。

また、お誕生会など楽しいことをたくさんしていきたいです。

 

 

障がい者グループホームで働こうと検討している方へ一言

社会的に弱い立場の人たちの状況を改善することで、自分たちの生活状況を格段によくすることができると思います。

また、いままで知らなかった違う視点に気づく、物事に対する理解が深まる、人との関係性が優しくなるなど人間的に成長ができます!臆することなく飛び込むとたくさんの幸せと喜びと豊さが得られます。