保護犬・猫と暮らす障がい者グループホームを展開する株式会社アニスピHD(本社:東京都千代田区、代表取締役:藤田英明、以下「当社」)は、1月1日付けで、「わおん」の新たな事業所が9拠点オープンいたしましたので、お知らせします。
ペット共生型障がい者グループホーム「わおん」
「わおん」は、ペットケアと専門知識を持つスタッフによって実現した、日本初のサービスです。一般的な障がい者グループホームと異なり、ペット共生型障がい者グループホームとして、グループホームで保護犬・保護猫を引き取ります。入居者の方々が動物と一緒に暮らすことで、アニマルセラピー効果により心を癒すことができると共に、「わおん」のグループホームが1つできるごとに、殺処分される犬・猫の命が救われます。
この度、1月1日付けで、9法人・9拠点の「わおん」事業所が新たにオープンいたしました。参画企業募集は2018年8月よりスタートし、これまでのオープン累計は、92法人・ 158拠点となります。
【2019年1月1日 オープン!おもな店舗】
プレジャー 1号館(大阪府箕面市)、レホナ明石大久保II号館(兵庫県明石市)、わおんホームふじみ2号棟(埼玉県富士見市)、ワン・くらす2号店(群馬県みどり市)、エフケイ・エフケイ中野2号棟(福島県会津若松市)、ひより・こより(石川県金沢市)、グループホームル・シアン取手下高井(茨城県取手市)、りくりえいと四郷(兵庫県姫路市)、ネクストハピネス(千葉県千葉市)
〈わおん足立江北・にゃおん足立花畑 /株式会社 パートナーワイズ 石渡さん〉
福祉に興味があり説明会に参加、わおんの理念に感銘し開設を決めま した。会社で福祉分野にも力を入れるため、将来的には、外国人研修の場にもグループホームを活用できればと考えております。
にゃおん足立花畑で飼っている猫はいわゆる〝地域猫〟です。入居者の方が餌をあげたり触れあうことで、自然と笑顔が生まれる環境を実際に見ていると心も温まります。
わおん足立江北では保護犬のパルが一緒に暮らしています。入居者の方がお世話したいという気持ち、そして犬も愛情をもらいながらまさに〝共生〟している暮らしを垣間見ることができます。
殺処分ゼロへ!社会問題の解決に「わおん」事業で取り組みます
現在日本では、年間約40,000頭(※)もの罪のない犬や猫が殺処分されています。
障がい者グループホーム「わおん」では、殺処分される犬や猫を預かり共に暮らしています。
1頭でも多くの犬や猫の命が救えるとともに、動物介在活動によって障がい者の方々の生活の質(QOL)を向上させ、最終的にはヨーロッパやアメリカ以上に「動物フレンドリーな社会」を実現していこうと考えています。
※日本の平成30年度の殺処分数 は38,444頭に上り、このうち41%に当たる犬3,000頭、猫12,682頭は各自治体によって「譲渡適正がある」(愛がん動物または伴侶動物として家庭で飼養できる)と判断されたのにも関わらず、保健所の収容スペースなどの問題から殺処分された、救えた可能性のある命でした。参考:動物愛護管理行政事務提要(令和元年度版)、環境省統計資料「犬・猫の引き取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」
「精神障害・知的障害・認知症への効果も」
私が知る範囲では特養施設で昭和の後半から平成移行期あたりで横浜市旭区の「さくら苑」が比較的早く、施設内で犬等を飼われ、認知症等の方の心の安定、癒しに極めて有効であるとの先駆性が福祉的に評価され、それまでの施設内に動物を飼う事は意味がないとか、福祉・介護専門職にとって過重業務との批判を克服し、今ではかなりの認知症等の高齢者施設で犬等の動物を飼われ、今ではセラピー(療法)としてアニマルセラピーとして評価されています。岡山笠岡の「きのこグループ(医療・介護施設)」では認知症ピック病対応で有名ですがかなりの犬等のふれあいの有効 性が確認されています。認知症等の高齢者に限らず、精神的、知的障害にとってもその関わりの意義は認められているところです。