【会社を買う】500万円あれば個人M&A可能!メリット・デメリットとは

事業をはじめたい方コラム

近年、個人で会社を買う「個人M&A」が注目されています。

少額で会社が買えるマッチングサイトの普及によって、500万円もあれば個人M&Aが可能になっているのです。

この記事では起業成功を目指す方に向けて、個人M&Aについて、さらに会社を買うメリット・デメリット、会社を買うまでの流れを詳しくご紹介します。

 

個人でも会社を買うことはできる!

今話題の個人M&Aとはどのようなもので、どのような会社・事業売却がなされているのでしょうか。

 

ガイアの夜明けでも話題になった個人M&A

会社が会社を買収するのではなく、個人が会社を買う「個人M&A」が増加していると、経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」でも取り上げられ話題になりました。

2020年の新型コロナ流行以降は、「備えのため」「ライフスタイルの変化で時間ができた」などの理由から、個人M&Aでの買収意欲が高まっているといわれています。

 

後継者がいない!事業承継パターンが多い

小規模企業や中小企業の経営者の高齢化が進み、後継者もいないことから廃業するケースが増えています。
誰かに事業を引き継いで、会社を残したい経営者が、M&Aを活用して事業承継するバターンが多くなっています。

 

300万~500万あれば会社が買える!

個人M&Aで買える会社の金額は1000万円以上のケースもありますが、小さい会社なら300万〜500万円あれば買うことが可能です。

500万円以下で買える会社には、以下のような業種があります。

  • 飲食店
  • 小売店
  • 調剤薬局
  • 医院・クリニック
  • 訪問介護事業
  • 製造業
  • 宿泊業

 

100万で買える会社も

個人M&Aでは、100万円で買える会社もあります。

従業員数が少ない個人経営のケースが多く、以下のような業種があります。

  • 飲食店
  • テナント店
  • 美容院
  • フォトスタジオ
  • 医院・クリニック
  • 個人タクシー
  • ガソリンスタンド
  • リサイクルショップ
  • 学習塾

 

サイトを買うという手も

サイトM&Aサービスを利用すれば、WEBサイトを購入することもできます。

WEBサイトを一から作るよりも、個人M&Aで買ったほうがWEBサイト事業の準備にかかる時間やコストを節約できるというメリットがあります。

また、読者や顧客がある程度ついているサイトなら、集客のためにかける広告費などを抑えることができます

100万円以下で買えるサイト事業もあるので、サイト運営に興味がある方はサイトM&Aを活用するのも手でしょう。

 

サラリーマンでも起業がしやすい!会社を買うメリット

会社を買うサラリーマン

個人M&Aならサラリーマンでも起業しやすいので、経営者に転身したい方や副収入を得たい方に人気です。
サラリーマンが会社を買うメリットをご紹介します。

 

事業立ち上げにかかるコストを下げられる

事業を立ち上げるには、事業を行う場所や設備の準備をしなければいけません。
ですが、個人M&Aならすべて揃った状態で事業を引き継げるので、事業立ち上げにかかるコストを抑えられます

 

商品・サービスや従業員を引き継げる

新しい商品やサービスで事業をはじめても、市場のニーズとタイミングが合わなかったなどの理由で、想定より売上が伸びず、失敗に終わってしまうことがあります。

ですが、個人M&Aを利用すれば、すでに需要がある商品やサービスで事業ができるので、失敗のリスクが少なく済みます。

従業員も基本そのまま引き継げるため、人材確保の手間もかからず、研修や教育に割く時間も基本的に取らずに済むでしょう。

 

役員報酬を得られる

会社を買って社長になることで、役員報酬を得られます。利益を出している会社ならサラリーマン時代より収入は増えるでしょう。

経営不振に陥っている会社であっても、自分の経験やスキルを活かして業績アップできれば報酬を増やすことが可能です。

 

不労所得になる可能性がある

利益の出る会社を買うことができれば、不労所得を得られる可能性があります。

不労所得は自分自身が働かなくても収入を得られる状態で、オーナーになって不労所得を得ることを目的に個人M&Aを利用する方もいます。

 

いずれ売却できる可能性がある

少額で買収できる会社は利益も少ない場合があり、自身の経営能力がなければ利益を伸ばせず失敗に終わる可能性があります。
しかし、買収した会社を成長させることができれば、企業価値を高くでき、いずれ売却して売却益を得ることも可能です。

手腕次第で、少ない初期投資で高い利益を得られるかもしれません。

 

デメリットになるかも!会社を買うときの注意点

会社を買う際はメリットばかりではなく、デメリットも把握しておきましょう。
デメリットになる可能性がある、会社を買う際の注意点をご紹介します。

 

従業員の気持ち

M&Aで経営者が変わることを従業員側が受け入れられない待遇や労働環境が変化することに不安があるといった理由で、人材が流出する可能性があります。

M&Aで会社を買う場合は従業員の気持ちを考えて、安心して働けるよう、しっかりと情報提供して理解を得ることが大切です。

 

隠れ負債といったリスクがないか

中小企業のM&Aをする場合、貸借対照表に計上されていない簿外債務、いわゆる隠れ負債があることは珍しいケースではありません。

隠れ負債を把握した上でM&Aを行うこともありますが、買収した後に隠れ負債が見つかると大きなリスクとなるので注意しましょう。

 

会社を買う方法

売買成立

会社を買う方法は、主に3つあります。
それぞれの方法についてご紹介します。

 

M&Aマッチングサイトを利用する

買い手と売り手企業をマッチングする「M&Aマッチングサイト」にはさまざまな事業規模の売却案件があり、地域や業種、予算などの条件が合う会社を手軽に探せます

契約成立まで専門家のサポートが受けられるサイトもあるので、買収未経験の方でも利用しやすくなっています。

 

  • M&Aマッチングサイトの一例

【Batonz(バトンズ)】
国内最大級の成約実績を持つM&Aマッチングサイトです。

公式サイト:https://batonz.jp/

【FUNDBOOK(ファンドブック)】
M&AアドバイザーとM&Aプラットフォームを合わせたハイブリッド型の仲介サービスサイトです。

公式サイト:https://fundbook.co.jp/

 

M&A仲介業者やFAに相談する

M&A仲介業者やFA(ファイナンシャル・アドバイザー)に相談して、会社を買う方法もあります。

ただし、仲介業者やFAは売却価格・買収価格が数千万円以上の案件を取り扱うことが多く、個人では受け付けてくれないケースもあるので注意しましょう。

 

事業引継ぎ支援センターに相談する

買い手側よりも売り手側を主にサポートする形ですが、事業引継ぎ支援センターもご紹介しておきます。事業引継ぎ支援センターは、中小企業・小規模事業者の事業譲渡を支援する公的機関です。

無料で事業引継ぎに関する相談ができ、中小企業診断士や金融機関OBなどのプロによるサポートが受けられます。

後継者不在の会社と起業家のマッチングも行っています。

 

会社を買うまでの流れ

会社を買うまでの流れをご紹介します。

予算・業種を決める

はじめに、会社を買うために使う予算や取り組みたい業種を決めます。
先に決めておくことでビジョンが明確になり、売却案件を探すときに悩みにくくなります。

サラリーマンの方が購入するなら、現在の仕事に関連した業種を選んだ方が経営しやすいでしょう。

 

会社を探す

前述したM&Aマッチングサイトや仲介サービスを利用して、企業情報を見ながら条件に合う会社を探しましょう

 

売買交渉を申し入れる

気になる会社があったら、売買交渉の申し入れをします。相手企業に買いたい旨を伝えるのです。

マッチングサイトに掲載されている会社なら、サイト上でその会社にメッセージを、FAなど仲介業者を利用しているなら、その業者に買いたい会社が見つかったことを連絡しましょう。

 

契約の締結

秘密保持契約の締結を行い、会社に関する詳細情報が記載された資料を確認します。

売り手と話し合い、条件に折り合いをつけられたら基本合意契約を結びます。

 

買う会社の情報収集・分析

買い手は専門家に依頼して、買う会社の情報収集や分析を行うデューデリジェンスを行います。

デューデリジェンスの種類には財務、ビジネス、人事、法務、税務などがあり、これで会社の価値やリスクを把握します。

 

最終契約書締結

会社を買うことを決めた場合は、売買価格、従業員の処遇などを盛り込んだ最終契約書を締結します。

 

売買代金支払い

最終契約書締結後、売買代金の支払いも終われば、売買完了です。

 

売却希望の会社例

全国各地の売却希望の会社について一例をご紹介します。(2021年3月24日時点)

 

【北海道】アイスクリーム販売店

北海道函館市には、売却希望価格500万円アイスクリーム販売店があります。

地元で認知度があり、経営に必要な設備やノウハウなども引き継げる魅力のある会社です。

TRANBI
https://www.tranbi.com/buy/detail/?id=6861&oid=1&region_id_list%5B0%5D=1

 

【東京】旅館業戸建物件の営業権譲渡

東京都・代田橋には、20万円で営業権の譲渡を希望している旅館業があります。

戸建物件で家具家電・備品の譲渡ありです。ファミリー向け賃貸物件として貸し出しもできます。

TRANBI
https://www.tranbi.com/buy/detail/?id=6945&oid=21&prefecture_id_list%5B0%5D=13

 

【神奈川】個別指導塾

神奈川県北部にある年商約1,600万円の個別指導塾は、500万円〜750万円で譲渡を希望しています。

安定収益で、リスクの低い会社を探している方におすすめです。

Batonz
https://batonz.jp/sell_cases/6550?current=16&areas%5B%5D=16&sort=new

 

【名古屋】フォトスタジオ

愛知県・名古屋には、譲渡希望金額300万円フォトスタジオがあります。

古民家をリノベーションした店舗となっており、譲渡条件として「想いを継いでくれること」を最も重視する点として挙げています。

Batonz
https://batonz.jp/sell_cases/6766?current=1&areas%5B%5D=27&sort=new

 

【大阪】UFOキャッチャー専門店

大阪市日本橋オタロード近くのUFOキャッチャー専門店が、100~300万円で会社譲渡を希望しています。
譲渡理由は業務縮小とあり、個人M&Aも交渉対象となっています。

Batonz
https://batonz.jp/sell_cases/5893?current=12&bk%5B%5D=1707&bk%5B%5D=1706&bk%5B%5D=1709&bk%5B%5D=1708&bk%5B%5D=1712&bk%5B%5D=1713&bk%5B%5D=1711&bk%5B%5D=1710&bk%5B%5D=1714&areas%5B%5D=32&sort=new

 

【福岡】外科クリニック

福岡天神にある外科クリニックは、医師不在という理由から事業承継のために300万円で売却を希望しています。
医療機関譲渡のため、医師または医療機関の経営をすでに行なっている法人が対象とされています。

TRANBI
https://www.tranbi.com/buy/detail/?id=5469&oid=29&prefecture_id_list%5B0%5D=40

 

会社を買うのが不安なら、ノウハウを得ながら福祉事業

一から起業するのは自信がないから、会社を買うことも考えている。けれども、引き継ぎが上手くいくか不安…という方もいるでしょう。

それなら、ノウハウを得ながらできる福祉事業を選択肢に入れませんか?

障害者グループホーム「わおん・にゃおん」保護犬や保護猫と暮らせるという特性から注目を集めています。

独自のレベニューシェアシステムを取り入れており、パートナー事業者として本部に対し、コース料金を支払い、利益配分も行えば、ノウハウを得ながら起業・運営ができます。

フランチャイズと違う点は、本部からのサポートをすべて受ける必要はなく、細かいところまで起業・経営の仕方が決まっているわけではないところです。

サポートは必要なものだけ受け、事業所名に「わおん」「にゃおん」というブランド名を入れないでおくこともOKです。

一から起業するわけではなく、引き継ぎの心配もしなくていい。そして、現状、障害者グループホームの需要は高く、収益のほとんどは国からの報酬なので安定経営が望めます。

会社を買うのが不安という方は、わおん・にゃおんの事業を考えてみませんか?

参画希望の方 | わおん/ペット共生型福祉施設