「障がい者グループホームにおけるペットの導入が入居者の心理・行動に与える影響に関する研究」というテーマで、東北工業大学の学生による卒論が発表されました。

教育そのほか

弊社が調査に協力させていただいた、東北工業大学の学生による「障がい者グループホームにおけるペットの導入が 入居者の心理・行動に与える影響に関する研究」というテーマの卒論が発表されました。
去年4月、ペットと障がい者の共生について研究したいと東北工業大学の学生よりお声がけいただき、調査の内容や方法について打ち合わせを重ねてきた。

11月に保護犬を迎え入れる予定である弊社直営店のグループホームを調査の対象とし、10月に動物がいない状況の事前調査、11月は動物がいる状況の調査に分けて、利用者様の行動や心理に変化があるか調査を行った。

調査の様子はこちら

 

調査項目は、行動観察調査、ストレス測定、笑顔度測定、アンケート調査に分けて行ったが、動物がいることによりまず唾液調査によって5人中3人がストレス値が下がったことが判明し、且つ入居者全員ストレスがほぼないという結果が出た。

スマイルスキャンダルタブレットによる笑顔度測定の結果も、平均笑顔度が8.36%→13.47%と上昇、動物がいることにより、他の入居者様や職員との会話が増え、コミュニケーション活性化に繋げることができた。

物事に関する意欲や運動量、コミュニケーションの上昇もアンケート調査で明らかにすることができ、人と動物が共生することにより、入居者の質の向上に繋がった。

R4年度 生活デザイン学科 卒業研修・制作展

東北工業大学の学生

 

近年はアニマルセラピーが注目され、海外なども論文発表が行われておりますが、弊社が展開しているペット共生型障がい者グループホーム事業が学生の目に留まったことは非常に嬉しく思います。

卒業論文

そして、まだまだ建築分野での動物セラピー等との研究は少ないと東北工業大学の先生から伺いました。

家は、人と動物が安心してリラックスできる大切な空間です。人と動物が住みやすく、生活の質が向上する家が増えることを願うと共に、我々は「ペット共生型障がい者グループホームわおん」を展開していくことにより、社会問題解決に向けて取り組んで参ります。