ゲストスピーカーは、NPO法人日本ダルクインフォメーションセンター所属の篠原義裕様、村澤実様をお招きしセッションしていただきます。
全障連では、障がいまたは障がい者について多面的に理解を深めるための研修会を開催していきます。
覚せい剤などの依存性のある薬物を使いつづけているうちに心身に異変が生じ、薬物を使いたいという気持ちが強くなりすぎて、自分ではコントロールできなくなり、生活上の支障が生じているにもかかわらず薬物を使いつづけてしまう障がいです。
市販の鎮痛薬や咳止め薬、病院で処方される睡眠薬や精神安定薬なども、使い方を誤ると依存症になる可能性があります。
依存症の発症は、ドーパミンという脳内にある快楽物質が重要な役割を担っており、アルコールや薬物、ギャンブルなどの物質や行動によって快楽が、得られてしまいます。
そして、物質や行動が、繰り返されるうちに脳がその刺激に慣れてしまい、より強い刺激を求めるようになります。その結果、物質や行動が、コントロールできなくなってしまう病気なのです。
今回は、薬物依存症からの開放を目指している法人の取り組みなどを中心に講演を行っていただきます。
われわれは依存症を正確に理解しているでしょうか?
真に依存症を理解し、わたしたちの心に潜むスティグマ(障壁)を外し、社会の偏見をなくしましょう。
われわれが提供する障がい福祉サービスの利用者に、多くの依存症患者がいることを理解しましょう。