フランチャイズとレベニューシェアの違いとは?わおんのレベニューシェアについて

事業をはじめたい方コラム

新規参入事業を始める際に、フランチャイズを参考にされる方も多いのではないだろうか。フランチャイズをメインとした大きなイベントも開催されており、そのうちの1つが、フランチャイズショーである。東京ビッグサイトにて毎年開催されており、2023年3月には、第40回フランチャイズショーが開催された。219社が出展し、3日間で2.3万人もの人が来場した。

今回は、そんなフランチャイズに注目して、フランチャイズの仕組み、レベニューシェアと呼ばれるものはどんなものなのか、比較しながら見ていきたい。

フランチャイズとは

「フランチャイズ」とは、フランチャイザーから商品やサービス、経営者になるためのノウハウなどの提供を受け、加盟店(フランチャイジー)として事業を運営するビジネスシステム。

本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟金やロイヤリティを支払うことで、商標の使用権や商品・サービスの販売権、経営サポート等を得られる仕組となっており、「独立開業」をしたいけれど、専門知識やノウハウがない。そんな人におすすめしたいのが「フランチャイズ」への加盟である。

本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)の双方にメリットがあるため、コンビニや飲食店、小売店などさまざまな業種で取り入れられている。

商品開発や仕入れルートの確保、マニュアル作成、人材育成、宣伝などを行い、ブランド価値の維持やサービスの向上に努めるのがフランチャイザー。

一方、フランチャイジーは、フランチャイザーから得たブランドの使用権や経営ノウハウなどを活用して店舗を運営する。

店舗の売上アップを目指すと共に、プランドイメージの維持・向上に貢献するのもフランチャイジーの役割である。

ちなみに、フランチャイジーも独立した事業者になるので、加盟店とはいえ開業届の提出が必要。従業員を雇う際の雇用契約書の用意や社会保険の手続きも、加盟店オーナーの仕事になる。

フランチャイズに関するメリット・デメリットについては、別途記事を出しているので、その点については、以下を参照したい。

福祉フランチャイズのメリットとは?異業種参入、収益の仕組みなど

レベニューシェアとは

「レベニューシェア」とは、複数企業が相互に協力して事業を行い、その結果として得られる収益(Revenue)を分配(Sharing)するビジネスモデルを指す。

発注側と受注側で事業収益を分配する成果報酬型の契約方法のことで、受注者は無償または安価で業務を請負いますが、事業によって得た収益から契約時に決めた割合で都度報酬が受け取れる。

商品、サービスを販売する場合、通常はあらかじめ「単価」を定めて取引を行うのに対し、レベニューシェアモデルでは得られた収益の「分配比率」を定めてから取引を開始する。

主に新サービスの開発等で採用され、お互いが開発費を負担することで事業パートナーとなり、事業の成功に向け協力して進めていくこととなる。自社が十分な利益を得るためには収益の最大化が必要であるため、事業成功に対するコミットメントが発生しやすく、相互に連携を取る環境が整いやすいという特徴がある。

レベニューシェアモデルを採用する場合、締結する契約には注意を要する。特に分配比率、費用負担比率、役割分担、共有資産の有無、意思決定プロセスについては明確に定めておく必要があり、両社でしっかりと協議したうえ、納得した形で決定することにより、事業パートナーとしての信頼感の醸成にもつながり、事業成功の確率を高めることができる。

レベニューシェアとプロフィットシェアの違い

収益(売上)を分け合うモデルのほかに、利益を分け合う「プロフィットシェア(Profit Sharing)」というビジネスモデルも存在するが、レベニューシェアという言葉を使いつつ、分配対象が利益になっているケースもあるため、注意が必要である。

  • レベニューシェア:事業で得た「収益(売上)」を分配する契約形態
  • プロフィットシェア:事業で得た収益から経費を引いた「利益」を分配する契約形態

英語で「レベニュー(revenue)」は「収益」、「プロフィット(profit)」は「利益」という意味がある。どちらも成果報酬型の契約方法ですがレベニューシェアとプロフィットシェアでは分配する対象が異なる。

レベニューシェアのメリット・デメリット

メリット

【発注側のメリット】

  • コストをかけずに新サービスの開発等を制作できるため、初期費用を抑えられる
  • 成果がなくてもあらかじめ決めた配分以上の費用負担がないため、投資のリスクが少ない
  • 初期投資を極力抑えられるため、ビジネスチャンスを獲得しやすい

【受注側のメリット】

  • 発注側から長期的かつ継続的な収入を得られる
  • 成果報酬型のため、新サービスの開発等のモチベーションが高まる
  • 固定報酬と比較すると報酬を得るまでに時間がかかるが、利用者が増加すれば、より多くの報酬を受け取れる
  • 成約率が高い
  • 初期費用を受注側が負担するので発注側は発注の決定スピードが速い

デメリット

【発注側のデメリット】

  • 収益が増えると、比例して受注側に支払う費用が増える
  • 受注側が事業に関与し続けるため、発注側単独での意思決定がしにくく、スピーディな対応が困難

【受注側のデメリット】

  • 制作費用を回収できないリスクがある
  • 固定報酬で受注するよりも報酬が低くなることがある
  • 収入額が新サービス等の収益に左右されるため、収入の見込みを立てにくい

フランチャイズとレベニューシェアの違い

フランチャイズ

フランチャイザーから商品やサービス、経営者になるためのノウハウなどの提供を受け、加盟店(フランチャイジー)として事業を運営するビジネスシステム。

レベニューシェア

複数企業が相互に協力して事業を行い、その結果として得られる収益(Revenue)を分配(Sharing)するビジネスモデル。事業で得た「収益(売上)」を分配する契約形態。

株式会社アニスピホールディングスが運営する、わおんのレベニューシェアとは

「ペット共生型障害者グループホームわおん」では、売上や利益に応じて決まった配分率「97(事業主):3(本部)」で収益を分配するレベニューシェア契約を採用している。

それに加えて、フランチャイズのように、必要なノウハウの提供も行っており、フランチャイズとレベニューシェアを組み合わせたような仕組みとなっている。どののような仕組みになっているか詳しく見ていきたい。

フランチャイズと比べて初期投資がかからない

わおんはコース料金と利益配分を本部に支払う仕組み。

展開居室数などが異なるコースプランがあり、WEBページの制作、人材採用など必要なサポートコンテンツを選んで開業できる。

無料コンテンツも多く、必要なものだけ組み合わせられるので、事業者は費用を抑えることが可能。

フランチャイズよりも自由度がある

フランチャイズ契約はブランド名やサービス、商品を使う権利を得る代わりに、フランチャイザーに対価を支払う仕組み。

ブランド力を活かして集客できるのは大きなメリットだが、多くの場合、マニュアル通りに運営しなければいけない、解約する際は違約金が発生するなどの規約がある。

その点、わおんのレベニューシェア契約は、ブランド名は自由、途中解約による違約金や契約の更新費用はかからない。

運営サポートが受けられる

わおんのレベニューシェア契約では、事業立ち上げから運営までトータルサポートが受けられる。

フランチャイズの支援が充実している点と、ライセンス契約の自由度が高い点を合わせたような仕組みなので、初めて開業する方・経営経験がある方のどちらにもおすすめ。

ペット共生型障がい者グループホームという特徴もあり、全国に約1400拠点を開設している。(R5.9現在)

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